柏レイソル、ガンバ大阪とお立ち台とちょっと失意の日
蒸し暑い。
息が苦しい。
「これは連戦続きのガンバ大阪にとってはかなり体力的に厳しいコンディションだな」
「だが、そうレイソル戦士が感じて下手な油断を抱いたら逆にやられる」
そんなことを考えながら、日立台の門をくぐった。
今日の座席ALをめざしゴール裏を通過中に、アップでピッチに姿を現した菅野と雄太にコールが始まった。
間近でみる菅野の後頭部は確かに絶壁だった。見事だ…。
だが、そんな笑みを浮かべつつ見つめた菅野の姿は、あまりにも神聖に満ちた儀式に埋没しているように思えた。
集中力を高める。
鬼気迫るといって良いほどの緊張感だ。
座席に陣を下ろすと、今日の審判団がピッチでアップを開始した。
と、ALからは拍手があがる。
「何故に審判団に拍手が…?」と思ったが、「公正なジャッジをお願いしますよ!」といった主旨のものと理解し拍手を送った。
軽く手を上げて拍手に応える主審、それは岡田正義。
しかしそれは後に見事に裏切られるのだが…。
今日のスタメンが発表される。
フランサ、今季初のスタメン出場!
事前にレイソルのメールマガジンで知っていたとはいえ、やはり嬉しいこと、この上ない!
以外であったのがアレックスの欠場。
サブにも名前を連ねていないところを見ると、ケガなのか?
フランサ、アレックス、ポポのブラジリアン・トライアングルがもたらすサプライズに少々期待を抱いていたので、これは素直に残念という外はない。
さてゲームが始まる。
国立の浦和戦からするとかなり違和感を覚えた立ち上がり。
違和感の最もたる点は、ポポのチェイシングが見られない点だ。
ワントップの座をフランサに譲った形になったからか、サイドにくっついたままの印象だ。
元気印ポポの姿が小さく見える。
ガンバは狡猾だった。
ボールを持たせて良い場面ではレイソルにもたせ、フランサにボールが集まるところを狙いに、マークを集中させてボールを奪う。
フランサの足元にボールが収まると同時に2人でチェックされたら、さすがのフランサのマジックも生かせない。
しかし、そうした展開を察知した巌、パンゾー、古賀ちゃんのDFが生きる。
決定的な場面を作らせない上でのシュートであれば、菅野は的確にセーブする。
そんな信頼関係があるように感じた。
そして最初の裏切り行為が訪れる。
前半13分、相手ペナルティエリア内で大谷が倒される。
かなり遠目だったので確信はもてなかったが、あれはPKが妥当なシーンに思えた。
しかし、ノーホイッスル!
拍手を送ったことに後悔の念を抱く。
この頃から明らかにレイソル戦士のミスが目立つ。
連戦の疲れで動きに精彩を欠くだろうと思っていたガンバは元気で、レイソルが疲れている印象だ。
フィードやパスミスがあまりに目立つ。
「おい、どうしたんだ!太陽の勇者たちよ!久しぶりの日立台だろ!いつものレイソルを見せてくれよ!」
防戦一方のレイソルは美しくもなんともなかった。
正直に言えば、バレーもルーカスもそうそう怖くはなかった。
何故ならパンゾーと古賀ちゃんのディフェンス意識はかなり高く集中も切れていなかったからだ。
むしろ怖かったのは10番の二川だった。
的確なポジショニングと豊富な運動量。
何故に二川が代表に選出されないのか?
もし狂人が日本代表監督であれば、間違いがなく選出するな。
このまま前半が終われ!と願いながら無事にハーフタイムに。
石崎監督の的確な激でレイソル・イレブンの奮起を期待したいと思ったからだ。
前半のレイソルは、走れない、ボール際でファイトしない、ミスだらけ、さらにガンバ相手に必要以上にリスペクトしすぎだ!と思っていた。
これが改まり、いつものレイソルを日立台で見たい!
勝っても負けても、美しいサッカーが見たい!
そう、狂人にとって日立台はカンプノウなのである!
後半がスタート!
お、ファイトしてる!
ようやくレイソルらしいサッカーがピッチに蘇る。
立て続けの攻撃もゴールには結びつかず。
残念だが応援のし甲斐がある姿だ。
しかしここでまた岡田主審の裏切り行為が!
ガンバ、ペナルティエリア内の混戦で、ガンバDF山口が明らかにハンド!
これは目の前だったので確実にハンドであると断言できる。
しかし、ノーホイッスル!
一体、何を主審は見ているのか?
拍手を送った自分が情けない。
「だからJリーグは見ないんですよ」という欧州サッカーファンに返す言葉が出てこなくなる一瞬。
これで負けたら損害賠償請求を起こしますよ、Jリーグ!
その後かそれ以前かは分からないが大谷が再度ペナルティエリアで倒されたらしい。
何故かこのシーンは一切記憶にないのだが…。
後半19分、ガンバ大阪、二川アウトの倉田イン。
何故に二川を下げるのか?
倉田の情報がないので、意味が分からなかったが「二川抜けてよかったな」とほくそえむ。










